子どもの未来を守る社会へ

―初めての県内視察を通じて感じたこと―

本委員会の委員となり、初めての県内視察に参加しました。今回は北九州市で「子どもを非行から守る取組（安永氏講演）」「子育て支援拠点 元気のもり」、小郡市で「小郡高校 未来創造コース」を視察し、子ども・若者を取り巻く現状と支援の在り方について学びました。

安永氏の講演では、虐待・いじめ・性被害・自殺などの深刻な実態と向き合い、「子どものSOSに気づく大人の感性」の必要性を感じました。子どもの未来を守るのは、私たち大人の責任だと痛感しました。

続いて視察した「元気のもり」では、遊び・学び・地域支援が一体となり、家族を社会全体で支える仕組みが整備されていました。安心して子育てができる環境づくりの重要性を再確認しました。

さらに、小郡高校「未来創造コース」では、不登校経験のある生徒が自分のペースで学び直し、再び学校生活に踏み出せる環境づくりが進められていました。また、生徒本人が本校の紹介と実体験を話してくれました。生徒の言葉ひとつひとつに、未来への強い想いが宿っていました。

今回の視察を通じ、
「SOSを発している子どもを見逃さない社会」
「孤立させない子育て支援」
「何度でもやり直せる教育環境」
この三つの重要性を改めて胸に刻みました。

未来を担う子どもたちを全力で守り、誰ひとり取り残さない福岡を実現するため、現場の声を政策に反映し、実行していかねばならないと感じました。子どもたちの笑顔があふれる社会こそ、地域の希望そのものですから、これからも信念を持って取り組んでいきます。