第20回九州・沖縄防衛議員連盟連絡協議会 R7.10.21
本日は、佐賀県議会防衛議員連盟主催の「第20回 九州・沖縄防衛議員連盟連絡協議会」に参加してまいりました。
本会では、以下の4点を大会決議として採択しました。
1.自衛隊の本来任務である国土防衛に加え、大規模災害対応など多様化する任務に対応するため、定員増と必要な予算措置を推進すること。
2.領土・領海・領空、そして新たな領域を守るための防衛体制強化と、外交努力による国際環境の安定化を進めること。
3.平和安全法制の周知や自衛官の処遇改善を進め、国民の理解と支持のもと、自衛隊が誇りを持って任務を遂行できる環境を整えること。
4.各防衛議連の連携を深め、自衛官募集や再就職支援、防衛意識の高揚を進め、我が国の平和と発展に寄与すること。
協議会では、佐賀県防衛議員連盟会長ならびに佐賀県副知事よりご挨拶があり、続いて元陸上幕僚長・岩田清文様よりご講話をいただきました。
内容は、
① 南西シフト10年の成果と背景(中国の海洋進出への対応)
② 中台紛争リスクと中国の準備状況
③ 台湾有事が日本に及ぼす影響(先島の避難・エネルギー確保・サイバー等)
④ 抑止力強化に向けた日本の課題(宇宙・サイバー・電磁波、防衛産業、人員確保、法制度見直し等)
という、極めて示唆に富むものでした。
岩田元陸幕長の結論は「現状維持のための確かな抑止」。つまり、同盟の実効性と、自らが備えるという国家努力の両輪が不可欠という強いメッセージであり、私自身、強く共感いたしました。
協議終了後は、佐賀駐屯地にてオスプレイを視察しました。オスプレイは従来のヘリコプターに比して、長距離かつ迅速な部隊輸送を可能にし、離島防衛や災害時の緊急展開にも威力を発揮する装備であり、抑止力向上に欠かせない戦力です。今後一層の適切な運用と実効性向上を期待いたします。
私も、福岡県政の発展に向けて、引き続き現場目線での議論を進めてまいります。





